夏休みの自由研究にもおすすめ!ファミリー向け、壱岐島観光スポット
待ちに待った夏休み!!
海であそんで、山で虫取りをして、おいしいものを食べて…「あ~、たのしかった!」では、終われませんよね?ほとんどの学校では、夏休みの自由研究や宿題があるのではないでしょうか。
楽しみながら取り組める体験活動がたくさんある壱岐で、夏休みを満喫しませんか?
ここでは「夏休みの宿題に役立つスポット」を紹介します。
【社会科・図画工作科】一支国博物館で歴史研究とバックヤードツアー
壱岐島は、朝鮮半島や中国大陸と日本の中継地に位置する地理的な特徴から、古代より東アジアの国々と活発に交流してきました。島内には、国指定特別史跡「原の辻(はるのつじ)遺跡」や280基以上の古墳が点在し、当時の国際交流の舞台が、今に遺(のこ)ります。
「一支国(いきこく)博物館」の常設展示室では、近現代から弥生時代まで、約2,000年間の壱岐島の歴史をさかのぼりながら紹介しています。特におすすめしたいのは、弥生時代の壱岐の人々の生活風景を伝えるコーナー「一支国トピック」。表情豊かな165体の弥生人フィギュアが、巨大なジオラマの中で、漁や稲作、市場での物々交換、祈りや埋葬など、当時のさまざまな活動を見せてくれます。冷蔵庫やトイレ、食べもの、衣服、髪型、生活道具、家のかたちなど、「ぼくたち、わたしたちが見ている今のものと、弥生時代ではこんなに違うのか!」と驚くはず。あわせて、常設展示室では、弥生時代の人々が着ていた再現衣装の試着体験もできます。その肌ざわりとは、いかに!
1階の「キッズこうこがく研究所」でも、楽しく過ごせそう。レプリカの土器がたくさん埋まった砂場での発掘体験、古墳や古代住居を作り上げるペーパー工作、そのほか、ぬり絵や歴史に関する本などもたくさん揃っています。
また、貴重な体験として、バックヤードツアーもおすすめ。日頃、一般公開していない博物館施設の裏側を、研究員の解説付きで特別に見学できます。毎月第3土曜日13時15分開始。参加を希望する場合は一支国博物館へお問い合わせください。
◎常設展示室観覧料 一般410円、高校生310円、小中学生210円、壱岐市民一般310円、壱岐市民小中高生無料
◎バックヤードツアー参加料 無料(ただし、事前申し込みが必要)
【社会科】壱岐の古墳群
6世紀後半以降、倭国と朝鮮半島の新羅や高句麗などとの関係が悪化したことから、倭国は朝鮮半島からの襲来に備え、壱岐島を国防の最前線に位置付けました。
そのような理由から6世紀後半から7世紀前半の約50年間で、壱岐は小さな島にもかかわらず200基の古墳がつくられたと言われています。(全国的に見ても異例)
長崎県最大の「双六古墳」は、全長91メートル、後円部の直径43メートル、高さ10メートルあり、標高100メートルほどの丘陵部に築造されました。このレベルの巨大古墳は九州でも有数の規模を誇ります。
2008年には国の重要文化財・考古資料に指定されました。
また円墳では、「鬼の窟(いわや)古墳」が島内最大の全長を持っています。こちらも標高100メートルほどの丘陵部に築造されており、直径45メートル、高さ13.5メートルです。
大きな石を組み上げて築造された石室は、人間業ではないということから、鬼が住んでいたと言われています。
江戸時代の末、平戸藩主の命により作成された「壱岐名勝図誌」に見物客がたくさん訪れるという記載があり、当時から人気の観光スポットでした。
鬼の名前の付く古墳はほかにも、郷ノ浦町の鬼屋窪古墳と芦辺町の鶴亀鬼屋古墳があります。
鬼凧やつぶて石、鬼の足跡など、壱岐には鬼の逸話が多く残っています。それらの伝説をたどるのも興味深いですね。
古墳に使用された材料のほとんどは、壱岐市勝本町布気触(ふけふれ)で切り出された玄武岩です。
島のほぼ中央部には掛木古墳、笹塚古墳、生池城跡などの日本遺産があります。
【社会科】電力の鬼 松永安左エ門
長崎県壱岐島出身で「日本の電気王」「電力の鬼」と称された松永安左エ門(やすざえもん)(1875~1971)は、政治、経済界など、多方面に大きな影響を与えました。その生涯と功績は、壱岐市石田町にある松永記念館に数々の貴重な品と共に伝えられています。
福沢諭吉や吉田茂、小林一三など、教科書でよく見る名前の偉人たちと交流があった安左エ門は、どんな人物だったのだろう?手紙や遺書を見ていると、少しわかってくるような気がします。彼はどんなことを考え、日本の未来に何を見たのか。それらを知るために松永記念館に訪れてみてください。
【図画工作科】私の見ている壱岐を表現しよう
夏休みの思い出を写真にのこされる方は多いのではないでしょうか。
その写真にひと手間加えて、素敵な作品をつくってみませんか?
「あの雲、ソフトクリームみたい!」「あの岩、恐竜に見えるんね!」など、子どもの発想力を存分に活かして表現したら面白いかもしれません。
【社会科・図画工作科・家庭科】ほかにも体験できる場所がたくさん!
原の辻ガイダンス
火おこし、勾玉づくり、ガラス玉づくり、土器づくりなど、古代の生活を体験できます。古代米を使ったメニューを提供するカフェでは、ランチをしたり、少し休憩したり…。
お田植祭や納涼夏祭り、ワークショップなどの季節イベントもありますので、是非チェックしてみてください。
くわしくはこちら
公式ページはこちら
わんぱっく壱岐
船釣りや海遊び、ヨットクルージング、洞窟クルーズなど、豊かな海と手付かずの自然溢れる島を家族で楽しめるサービス!船の予約から、釣り具・服装の案内、船遊びに関するアレコレまで、必要なことをワンパックで提供してくれます。遊び心をもって冒険にでかけよう!
くわしくはこちら
公式ページはこちら
ACB工房 お魚せっけん
好きなカタチに刻んだカラフルな石けんやホネのパーツを型の中にちりばめてデザインできるお魚せっけん。最後に好きな香りを選んで仕上げます。使うたびに壱岐の楽しい思い出がよみがえる素敵な作品をつくってみませんか?
くわしくはこちら
公式ページはこちら
壱岐あじさいパーク
園内DIY工房にて、オリジナルこけし、ボールペン、サラダボウルを製作できます。壱岐の木のぬくもりが感じられる、世界に1つだけのオリジナル小物を手作りしてみませんか。 最初は園主の趣味で始まったあじさい園ですが、日々進化し、今はあじさい観賞だけでなく様々な体験ができます。
くわしくはこちら
公式ページはこちら
郷土料理作り(ひきとおし、壱州豆腐、だんご、およごし)
地元の人と一緒に郷土料理を作って、お話を聞き、壱岐島の地理的特徴や歴史に目を向けてみましょう。友だち家族と一緒に体験するのもおすすめです。
くわしくはこちら→ ひきとおしづくり、 壱州豆腐づくり、 だんごづくり、 およごしづくり
【お役立ち】プリントやドリルができる宿題スペース
ワーケーションという働き方も増えてきた昨今、壱岐島にも多くのワーキングスペースがあります。
その中でも、お子様が一緒に宿題をできる場所を紹介します。
アクティビティの休憩日に、悪天候で急遽室内で過ごすことになったときに、このような場所で過ごしてみるのはいかがでしょう。
フリーウィルスタジオ
登録をすれば平日は無料で利用できるフリーウィルスタジオ。キッズスぺ-スもあり、小さい子から大人まで同じ空間で過ごすことができます。
平日9:00~17:00(有料会員は24時間利用可) 年中無休
壱岐イルカパーク&リゾート
イルカを目の前に、のびのびとした空間で作業できるスペース。天気のいい日は、テーブルやイスをレンタルして、屋外でも作業できます。
9:30~17:30 基本無休
郷ノ浦港観光案内所コワーキングスペース「みなと」
郷ノ浦港観光案内所の2階にあるため、乗船までの待ち時間や予約までの時間調整など、スキマ時間に利用できます。
各席カウンターテーブルのため、中高生以上の利用にお勧めです。
9:30~17:00 不定休
クロスポート武生水
郷ノ浦港近くに位置するクロスポート武生水では、ふらっと立ち寄ってドロップインで利用することができる中高生以上向けのスペースです。
電動トゥクトゥクのレンタルもしているため、気分転換に島をのんびり走ってみてもいいね!
9:00~18:00 年中無休
ほかにも、一支国博物館の3階にある図書閲覧室では、壱岐の歴史についての本を読んだり調べ物をしたりすることができます。
定員が少ないので、長時間の利用はお控えください。